つい先日のことですが、投資の神様ウォーレンバフェットが引退宣言をされました。
いままで株式総会のみならず、いろんなところでいろんな言葉を残していたので
一度読んでみなければと思い、今回それに至ったのでせっかくですから
そんなウォーレンバフェットのルールを紹介します。
言われていることはほんとにその通りですが、それを実行できるというのは
難しいかもしれませんが、実行できれば第2のウォーレンバフェットになれるかも
知れませんね。
わたしもこのルールを忘れずに投資を続けていきます。
1章 使うお金は入るお金より少なくを徹底しよう
(1)莫大な遺産を残したバフェット家の人間は人もいないかもしれないが、
何も残さなかった者もいなかった
→ 使うお金は入るより少なくの倹約の精神を忘れずに
(2)私は小さな雪の玉をずいぶん若い時から固めた。
10年遅く固め始めたら、今ごろ山の斜面のずいぶん下にいただろう
→ 資産づくりのスタートは早い方がいい。時間ほど貴重なものはない。
(3)自分から始めない限り成功はあり得ない。
金を儲けるには自分から始めなければだめだ
→ 座して幸運を願うのではなく、出来ることから始めよう。
(4) 本当に私はこの散髪に30万ドルを費やしたいだろうか
→ 複利の視点を考えれば、今のお金の価値は長期的に違って見えてくる。
(5) 朝、目を覚まして、見知らぬ金融マンに助けを求めなければならないような
立場はには、絶対なりたくないだろう。
そのことを私は何度も考えてきた。
→ 借金や信用に頼るのではなく、余剰資金で投資することを原則にしよう。
(6) どれほどお金を持っているか、去年どれほど稼いだかということを
尺度にして人生を歩んでいくなら、遅かれ早かれ厄介な問題に巻き込まれるでしょう
→ お金は稼ぐ以上にどう使うのかが難しいと知ろう。
(7) 私は何も犠牲にしていません。犠牲とは夜の外出を控えたり、多大な時間を割いたり
ディズニーランド旅行をやめたりして、教会に寄付することです。
私の生活はちっとも変っていません
→ 良き習慣を早く身につけ、成功してからも守り続けよう。
さらなる成功につながる。
2章 原則は損をしないこと
(1) ルール1 決して損を出さない。ルール2 ルール1を忘れない。
→ ルールを決め、ルールを守ることで冷静さを維持しよう。
(2) 価値が8300万ドルの事業を8000万ドルで買おうとしてはいけません。
大きな余裕を見ることが肝要です
→ 株価だけでに注目するのではなく、企業の持つ本当の価値に目を向ける
(3) 50銘柄も75銘柄もあったら、注意が行き届きませんよ。
ノアの箱舟のような動物園になってしまいます
→ リスク軽減に必要なのは分散以上によく知ることである
(4) まずまずの企業を素晴らしい価格で買うよりも、素晴らしい企業を
まずまずの価格で買うことの方がはるかに良いのです
→ 株価にばかり気を取られるのではなく、事業に目を向けよう
(5) 無知と借金に結び付くとき、その結果は興味深いものになることがある
→ 無知に借金が加わると、すべてを失うと覚悟しろ
(6) 投資するときには、一定のリスクを負わなければならない。
未来はいつだって不確実だ
→ リスクをゼロにするのは難しい。
だからこそリスクを知り、上手に付き合おう
(7) 失敗した場合でも、そのいきさつを説明できるようにしておきたいと
私は考えています
→ 時には失敗もある。但し、自分が納得した投資なら、前を向くことが出来る
3章 投資で勝利するのは他人の頭でなく自分の頭
(1) グリーンは私の顔を見て、ワン・ストライクと言った。
その目つきと言葉は、一生忘れられない
→ 投資するときは、他人任せにせず、自分で考えて決めよう
(2) 二番手になって真似をするという人生を送るのは簡単だが、
一番手が間違った音を吹いたらそれは台無しになる
→ 安易な物真似や後追いは失敗につながりやすい
(3) USスチールがいい会社かどうかを考えた級友は一人もいなかったと思う。
たしかに大企業だったが、自分がどういう列車に乗り込むのかということを
彼らは考えていなかった
→ 何事につけ、自分で考えることを大切にしよう
(4) 君たちは優秀かもしれないが、じゃあ、なんで私が金持ちになったんだい?
→ 専門家の意見を参考にしても、無批判に信じ込むのはやめておこう
(5) これはたぶん私の偏見だろうが、集団の中から飛ぶ抜けた投資実績は
生まれてこない。
→ みんなと同じは安心ではあっても成果につながりにくいと心得よ
(6) 人がどうふるまうかを大きく左右するのは、内なるスコアカードが
あるか、それとも外のスコアカードがあるかということになんだ。
内なるスコアカードで納得がいけば、それが拠り所になる
→ 自分が信じる力が成功をもたらすことになる
(7) 他人が貪欲になっている時は、恐る恐る、周りが怖がっているときは貪欲に
→ 正しいという確信があるなら、逆に行くことを恐れるな
4章 投資は家電製品を買うのと同じくらいの労力を
(1) なぜ自分は現在の価格でこの会社を買収するのかという題で
1本の小論文を書けないようなら、100株を買うことも
やめたほうがいいでしょう
→ 投資に納得のいく理由が欠かせない
(2) 投資は力仕事ではない。人一倍、読み、考えなくてはならない
→ 投資の成功には知的努力が欠かせない、たくさん読み、考えよう
(3) ベンは決算書の数字ばかり見ていましたが、私は帳簿に記載されていない
資産や、目に見えない資産に着目しています
→ 時には資料だけに頼らず、出来る限りの調査をしよう
(4) 私たちは今後も、政治的あるいは経済的予想などは気に留めません
→ 内部情報や極秘情報に振り回されず、企業の価値だけを知る努力を
(5) あなたに会いに来た人の体重が、150キロから180キロの間だったら
一目見ただけで、その人が太っていることは分かります
→ 投資の成功には日頃の学びや積み重ねが欠かせない
(6) どんなことであれ、自分が本当の意味で理解しているなら
他人が理解できるように表現できるはずです
→ 投資の理由は他人にも分かりやすく説明できるほど考えよう
(7) 最も重要なのは、自分の能力の輪をどれだけ大きくするかではなく
その輪の境界をどこまで厳密に決められるかです
→ 自分の知らない分野に手を出すな。よく知ることが成功につながる
5章 見るべきは日々に株価ではなく企業の価値
(1) 市場は短期的には投票計です。長期的には重量計です。
→ 株価に目を奪われると、肝心の価値を見落としてしまう
(2) 自分の保有株式の市場価格が20%から30%下落した時に感情的もしくは
金銭的に苦しくなるようなら、一般的な株式投資の類に手を出さないことです
→ 日々の株価の変動に一喜一憂することなく長い目で取り組もう
(3) オマハの農場を買おうとする時に、毎日、その値段ばかり見ている人はいません。
買値に対して、どれぐらいの生産高が見込めるかというところを見るでしょう
→ 価格ばかりに気を取られて肝心の価値を見誤るな
(4) 胴元にとって良いことは、顧客にとって良いことではない
→ 株価を見ながらの頻繁な売買と優れた企業の長期保有。
どちらを選ぶかを考えよう
(5) 今日の投資家が昨日の増益から利益を得ることはありません
→ 過去の数字ばかり見るのではなく、未来の数字にも目を向けよう
(6) 大事なのは、商品そのものが長時間持ちこたえれるかどうかを考える
ことです。その銘柄を買うべきか売るべきかを延々と考えるよりも
はるかに実りが大きいとは思いませんか
→ 株価のトレンドより消費にゃサービスの価値や永続性に注視しろ
(7) 喜んで10年間株を持ち続ける気持ちがないのなら、たった10分でも
株を持とうなどと考えるべきですらないのです
→ 本当に優れた企業を手に入れたら、出来るだけ長く所有しよう
6章 投資の世界には見送り三振はないと知ろう
(1) 投資の世界には、見送り三振はありません
→ 自分にとって絶好球だけに手を出そう
(2) 自分は、一生に20階しかパンチを入れてもらえないカードだと考える
→ 大切なのは判断の量より質である
(3) チャンスが巡ってきた時にだけ、行動するといいでしょう
→ 休むという決断を恐れるな。人は四六時中勝負できるほどタフでない
(4) 先週誰かがうまくいったとして、今週自分がやって成功するとは限りません
→ 先人に学ぶのはいい、しかし、誰かの真似をしたからと絶対の成功はない
(5) 散髪が必要があるかどうかは、床屋に尋ねてはいけません
→ アドバイスを求めるのはいいが、決めるのは自分である
(6) 飛び越えられるであろう30センチのハードルを探すことに精を傾けた
からであり、2メートルのハードルをクリアできる能力があったという
ことではないのです。
→ 困難なビジネスに挑むのではなく、自分にとってたやすいビジネスに挑め
(7) 並外れたことをしなくても並外れた業績を達成することはできる
→ 自分に合ったやり方を徹底してやり続けよう
7章 焦るな、ゆっくりと、しかし長くお金持ちでいよう
(1) 初めて会った時は、みな小金持ちという感じですが、今は全員が大金持ちです
→ 焦らずとも小金持ちを経て大金持ちになる方法はある
(2) まず自分自身が顧客になり、次に他人のために働くべきだ。
1日1時間を自分に充てるべきだ
→ 自分への投資を続けてこそ、投資でも成果を上げることが出来る
(3) 今はみじめでも、10年後にはよくなるなどと思って行動してはいけない
→ 出来るだけ早くから尊敬できる人の下で、好きなことをやろう
(4) 自分を信頼してくれる人をどんどん厄介払いしたら、さぞかし
嫌な気分になることでしょう
→ 信頼する人をお金のためにだからと厄介払いするような付き合い方をするな
(5) 10年、20年、30年後の頭脳と肉体の働き具合が、それで決まるんだよ
→ 健康であってこそ豊かな人生を長く楽しむことができる
(6) 名声を打ち立てるには一生かかるが、台無しにするには5分とかからない
→ 信頼や名声にはお金では買えない価値がある
(7) 愛してほしいと思っている人間のうち、どれほどの人間に実際に
愛してもらっているかどうか、人生の成功の度合いは本当に測る物差しになる
→ 人生の成功をお金だけで測っていはならない
8章 儲けた金には損がついて回ると心得よ
(1) 辛抱強さや冷静さは、知能指数よりも重要かもしれないと私は思っています
→ 投資の成功には、辛抱強さと冷静さは欠かせない
(2) 投資家には損害を与えるのはアメリカではないだろう。
それは投資家自身であるはずだ
→ 勝つべきは市場ではなく自分自身の欲である
(3) バークシャー全体の約3万3000人の従業員のうち、本社にいるのは
たった12人なのです
→ 倹約を特別のものではなく当然のものにしよう
(4) 月給1ドルでやります
→ 自分さえ良ければという欲はできるだけ抑えよう
(5) ピラミッド建設用に石を運ぶ人々に雇用を与えるのは素晴らしいことだと
考える人々もいます。その連中は間違いを犯します。
そういう人々は、投入するものだけを考え、生み出されるものについて
考えていません。
→ お金は浪費や自分のためにだけの消費だけでなく社会のためも考えて使おう
(6) ネブラスカのフットボールチームの選手は、父親が花形クォーターバック
だったからといって、最初からクォーターバックのポジションを相続することは
できない
→ 子供は過度に甘やかすことなく自立させよう
(7) 私はずっと、お金は社会に返さなければならない預り証だと思っていました
→ お金の正しい使い方はお金を稼ぐ以上に真剣に考えよう
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